カタールは秋田県とほぼ同じ大きさのコンパクトな国ですが、世界で最も裕福な国の一つであり、富と仕事を求めて集まってきた多種多様な国籍の人々が生活しています。国土は564kmの海岸線に囲まれた半島で、その大部分は砂漠ですが、首都ドーハは、石灰岩でできたイスラム美術館など、古代イスラムのデザインに影響を受けた超近代的な建築物や未来的な超高層ビルで知られています。
2022年、中東初のサッカーワールドカップの開催国となり、その勢いは留まることを知りません。
〜おすすめ情報〜Recommended Information
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日本からのアクセス
成田よりカタール航空の直行便が毎日就航しています。また、2023年6月より羽田~ドーハ直行便、2024年3月より関西~ドーハ直行便も再開予定です。
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パスポート・ビザ
パスポートの必要残存期間は入国時6ケ月以上、未使用査証欄2ページ以上が必要です。カタールへの入国には原則として査証が必要ですが、短期の観光目的の場合は査証を免除されており、ハマド国際空港での入国時に30日(又は60日)の滞在許可が付与され、必要に応じて延長手続をすることで最大60日間の滞在が可能となります。また、入国に際し、カタール政府が指定する保険会社の保険(30日間でQAR50)への加入が必須です。
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気候
気候は湿度も気温も高い厳しい気候です。夏季には気温が45度を越えることもある厳しい自然環境となります。一方冬季は概して過ごしやすく、まれに気温が10度前後まで下がることがあります。
観光に適しているのは10月から5月で、気温もそれほど高くなく湿度も低いため屋外のアクティビティーも楽しめます。 -
通貨・両替・クレジットカード
カタールの通貨単位はカタールリヤル(QAR)、補助単位はディルハムです。1リヤル=100ディルハム 1USドル=3.64リヤル(固定相場制) 1リヤル≒37円(2023年3月現在)リヤルへの両替は空港やホテル、市内両替所等にて日本円やUSドルから可能です。また、ビザやマスターカード等のクレジットカードも使えます。但し、スークや一部のレストランでは利用できない場合もございます。
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予防接種・医療事情
入国に際し、黄熱に感染する危険のある国から来る、生後9か月以上の渡航者は黄熱予防接種証明書が要求されています。ご旅行の際は事前に渡航ルートをご確認ください。
厚生労働省検疫所
医療水準にばらつきがあります。一般的な疾患の場合は、ホスピタリティーが高く、一定の医療水準が期待できる私立病院の方が快適で安心だと思われます。ただ、交通事故など警察の介入がある外傷の場合は国立病院で診断をうけてから、医療機関を選択するシステムになっています。また、重篤な疾患は国立病院で治療されます。
海外旅行傷害保険での受診はいずれの病院でも受け付けていませんので、取り敢えず、現金・クレジットカードでの支払いが必要で、原則として検査も含め前払いです。 -
治安
カタールは中東・湾岸諸国の中では比較的治安が安定している国の一つです。但し、手荷物は常に手放さない、深夜の単独行動はしない、大勢の人が集まる場所では非常口の場所を確認しておく等、基本的な注意は必要です。
外務省海外安全ホームページ -
その他
※イスラム教徒が大多数ですので、肌を露出したお洋服はお控えください。一般的に男性も女性も肩から足首までを覆う服が望ましいとされています。また、モスク見学の際、女性は髪の毛を出すことができませんので、ショールなどをお持ちいただくとよいでしょう。
※飲酒やアルコールの購入には制限が設けられています。ごく一部ホテル内のレストランにおいてのみ酒類のサービスが受けられます。豚肉やみりん等のアルコールが含まれている物品を国外から持ち込むことは許されていません。
※人物の写真を撮る際は本人の許可を取ってから撮影するようにして下さい。特に現地女性の写真を無断撮影するとトラブルの原因となります。また、軍事施設や空港、政府関係施設は写真撮影が禁止になっており、撮影禁止区域内でカメラを持っているとカメラや記録媒体を没収されたり、身柄を拘束される場合があります。