食レポ@マサイマラ

10年で最悪とも言える雨季が終わるのを待たずにマサイマラへ行ってきました。乾季であれば20台ものサファリカーが取り囲むであろうライオンのお食事タイムも今回はゆっくりと観察することができました。帰宅後、棚に並ぶ本の力を借りて自分の見たシーンについて解説を加えることにしました。

草原の最凶動物.

バッファローはその生息域の広さからしてアフリカで最も成功している哺乳類と呼べるのに、国際的な保護機関の評価においては「低危険」とか「軽い懸念」とか「絶滅の恐れなんて無し」などと散々な言われようです。牡牛の体重は600キロを超えるので彼らに危害を加えようと考えるアホな動物は地上ではヒトとライオンのみ。前者は武装していたとしても時折ヘミングウェイの小説のように命という代償を払う結末を迎えたりします。

ハイリスクでハイリターン.

後者のライオンと言えば、狩りの中心となる雌の体重は120キロ前後なので返り討ちに合う可能性も低くはありません。なぜあんな防御力の高い獲物を狙うのでしょうか。想像ではありますが大家族の胃袋を満たすに十分な報酬として考えている可能性があり、もう一つは単純に馬刺しよりもビフテキを美味と感じているのかもしれません。

日替わりメニュー.

お隣のセレンゲティで実施された研究によるとライオン様の食卓に上るメニューのトップ3はシマウマ、ヌー、トムソンガゼルだそうで、スイギュウは我々が給料日にパーっとやるくらいの頻度なのかもしれません。時速50キロで100メートルも走れば限界を迎えるライオンの走力からすると、比較的足の遅いバッファローは違った意味でしとめやすいと捉えている可能性はあります。ライオン語が話せたらなぁ、と思います。