民間サファリ@オルペジェタ

ケニア山の西に広がるライキピア郡はかつては白人入植者が排他的に営む牧畜業の代名詞でしたが、現在では民間が主導する新しい形の自然保護の試みとして有名、かつ評価も得ています。郡内に数多くある私営保護区の中でもオル・ペジェタは360平方キロというサイズに比して有名なので、その理由を探りに行きました。

赤道ゼロ度.

IMG_7035面積はアンボセリと同じくらいのオル・ペジェタ。晴れればケニア山を背景にサファリが出来ますし、保護区のど真ん中を正真正銘の赤道が通っているのでスマホを片手に「赤道なう」の投稿も容易です。中央部にはブルンジから引き取ったチンパンジーの研究施設もあり、そこの名称スイートウォーターズのほうが日本では知られているのは誰の罪なのでしょうか。

家畜とゾウの共存策.

IMG_2337セレンゲティを始めとする国立公園では人間の経済活動はご法度で、牛などを連れて来たら罰金が科せられます。対照的にオル・ペジェタでは現地人の伝統的な経済活動である放牧をエリア内で限定的に認めつつ、同時に野生動物との出会いをウリにした観光を収入源に使うことで両者の共存を図ろうとしています。孫の世代までこの美しい自然を残そうとする試みを是非見に来てください。入園料の85ドルはきっと安く感じるはずです。

希少種(1).

_300-27コンパクトなサイズの割に多様な施設、レストラン、ビジターセンターが揃っているオル・ペジェタ。移入されたサイの数も多く、マサイマラよりも出会いの確率は高いと言えます。特筆すべきはこの世に三頭しか現存していないシロサイの北部亜種の全員がここで暮らしている点で、追加で40ドルを払うとこのキタシロサイが厳重に匿われているエリアに入れてもらうことができます。