〜・〜・〜カスバ街道〜・〜・〜
ワルザザートからティネリールを経てエルラシディアを結ぶ
東西のルート沿いには、土レンガで造られた大小のカスバが
多く残っています。かつてはサハラの向こうのブラックアフリカと
アトラスの北側を結ぶ重要な通商路でした。

1920年代にフランス軍によってサハラ砂漠の最前線基地として建設されたワルザザート。
現在はモロッコ軍が駐屯しており、いまだにかなり広い範囲が軍用地になっています。
国内の各都市を結ぶバスCTMのターミナル、また国内線空港もあります。
南部の町々へと旅立つためにはこの町を起点とすると良いでしょう。

ティフルトゥトのカスバ

映画「アラビアのロレンス」のロケーションに使われた、この美しいカスバは
現在、ホテル、レストランとして使われています。

タウリルトのカスバ

かつて20世紀初頭のマラケシュの司令塔であったグラウイの住居。
映画「シェル多リングスカイ」の舞台にもなりました。

アイト・ベン・ハッドゥ

12世紀頃から人々が住み始め昔はウラド・エイサと呼ばれていましたが、
最近アイト・ベン・ハッドゥと呼ばれるようになりました。
1987年にユネスコ世界遺産に登録され現在も修復作業が進められています。
モロッコの代表的なクサル(カスバと呼ばれる要塞がいくつか集まり、
村となり、村の周りが壁で囲まれているもの)として有名です。
保存状態も良く「アラビアのロレンス」「ナイルの宝石」「ハムナプトラ」など
多くの大作映画の舞台にもなりました。

ザゴラは、かつてマリ王国の都、ドンブクトゥとの黄金貿易の中継地だった場所。
ワルザザートからザゴラへ入る場合、約164Kmの道中にスペクタクルな風景が展開します。

岩だらけの険しい山道に入ったかと思えば、グランドキャニオンさながらの壮大な景観が広がり、その後静かな村で休息。
村を抜けると緑豊かなオアシスが続き、左側にはキラキラと光るドラア川が水を湛え、そして殺風景な荒野に
突如石造りのゲートが立ちはだかります。これがザゴラの入り口です、

ドラア谷とオアシス
ワルザザートからザゴラに向かう途中の100Km余りのルート。
周囲には雄大で変化に富んだ景色が広がります。
谷間を流れるドラア川は昔、国内一の水量と長さを誇り、南北200Kmもの
地域に豊富な水を提供して、重要な水源として知られていました。

マアミド

ザゴラから南へ100Km、アルジェリアとの国境まで45Kmの最果の地。
この村は砂漠ツアーの出発地として賑わいを見せています。
見渡す限りの砂漠ですが、カフェやツアー業者、土産物屋が軒を並べ、
毎週月曜日には近隣の村人が集まって盛大に市場も開かれます。
ラクダ乗りツアーや、4WDサファリなどお楽しみいただけます。

カスバ街道のちょうど中間にあたる位置、トドラ川を横切るところにティネリールはあります。
もとはワルザザード同様、フランス軍のサハラ前線基地として造られましたが、現在はベルベル人の住む静かな町です。

グラウイのカスバ

街道沿いの数多いカスバの中でも、最も大きなものの1つです。
タウリルトのカスバ同様、グラウイの住居でありました。
外壁は荒廃していますが、内壁に刻まれた装飾は今なお見事です。

トドラ峡谷

ヨーロッパのロッククライマーが目指す峡谷。
高さ200m以上の切り立った断崖を見上げるポイントは迫力の景観!
別名「モロッコのグランドキャニオン」と呼ばれます。

メクネスと、サハラ砂漠を結ぶ中継点として重要な交易拠点となっている町、エルラシディア。
サハラ民族が多く住んでおり、毎日のように市場が開かれています。
香辛料や野菜、果物の他、衣類や陶器など、お土産というより地元向けの品が市場を埋め尽くしています。

   ROUTE DES KASBAHS
           〜今なお残るかつての要塞群と伝統民族の町を探して〜

          
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